月刊とびた通信創刊のおしらせ
ごぶさたしてます~~
野球が終わるとあらゆるモチベーションが喪失する現象に名前をつけてくれる人を探してます。とびたつばさです。
いつしかブログに書いた社内報も、先月無事に発行できました。同期の書いた文章に容赦なく直しを入れたりできて、楽しかったです笑 やっぱり他の人に文章を読んでもらうのって、楽しいですね。
突然ですが。この度「月刊とびた通信」を創刊することにしました。
いや、先日読んだ本に月ごとの振りかえりをしましょうって書いてあったんですよ。ブログって、楽しいとか悲しいとか、その時その時に思ったことなどを読者のみなさんと共有するって使い方もあるんですけど、記事を残しておくことで「そういやあのときはこんなこと考えていたな~」って立ち返るためのログにもなると思うんですよね。
と、いうことで、自分の行動記録として「月刊とびた通信」書くことにします。これは宣言です!!こうでもしないと書かないのです笑
載せる内容は……どうしようかな。
これは10月から書こうと思って撮っておいたのに、気づいたら11月も半ばにさしかかってお蔵入りになったタイトル用写真
指名前夜
2019年ドラフト候補のとびたつばさ(23)が、アクティブAKIBA バッティングセンターで指名前最後の練習をおこなった。
マシンを相手に60球を打ち込み、練習後の取材では「やれることはやりました。あとは祈るだけです。お世話になった人に感謝しながら待ちたい」と今の心境を語った。
去年はプロ希望を表面しながら涙の指名漏れ。悔しさを味わった男が吉報を待つ。
スカウト評
「ポジティブシンキングで培われた強メンタル」
「ボケとツッコミどちらもいける万能プレーヤー」
「キャプテンシーがある」
今日はドラフト会議なので、指名を待つ選手風のニュース記事を書いてみました笑
とびたは12球団もちろんOK、育成契約でも問題なしです。スカウトのみなさん、お待ちしています。
【阪神】10.7 クライマックス1stステージ突破!
1stステージ突破じゃあああああああああ!
3試合ともすごすぎて何から振り返っていいものか……
選手たちはみんな良くやってくれました!やったぜ!!
昨日の勝因を1つあげるとしたら、1度もリードを許さなかったことだと思います。1戦目、2戦目は初回に先制ホームランをくらって追いかける展開になりました。北條のエラーで追いつかれこそしましたが、失点は1点だけ。逆転されることはありませんでした。同点と1点ビハインドには大きな差があると思います。
ということで、ドリスの活躍を取り上げましょう。岩崎と共に3試合全てに登板。失点はありませんでした。
2戦目は連打で0死2、3塁の大ピンチ。外野フライでもダメな状況で三振、三振、サードゴロ。1点ビハインドで相手に勢いが行きかねない場面で踏ん張ってくれました。
ハイライトは昨日の試合でしょう。岩崎がエラーで同点を許し、なおも1死満塁。絶体絶命です。ボールが荒れ気味のドリスを満塁で送るのかという不安の声も少なからずあったと思います。
でも柴田を空振り三振にとったスプリットボールは圧巻でした。押し出しも許されない、内野は直前にエラーが起きて動きが固くなっているかもしれない。間違いなく最高のボールだったと思います。
ドリスの投げるボールを信じ、体全体を使って止めた梅野もすばらしかったです。中でも2死満塁で佐野に投げた2球目。断言してもいいでしょう。並の捕手じゃ絶対止められません。
雨でベース付近は万全のコンディションではありませんでした。それでもあの場面でボールを逸らさなかったのはすばらしいです。「絶対止めるから!」という強い気持ちがあるからこそ、投手陣も彼を信頼してベストパフォーマンスを発揮できるのでしょう。”梅ちゃんウォール”さまさまです。
それにしても壮絶な3日間でした。ホームに集いし横浜ファンはものすごい量の大声援、1秒たりとも気が抜けない熱戦……やっぱCSっておもしろいですね。数週間前はタイガースがこんなことになっているなんて想像もつきませんでした。シーズン中は相性が良かったことがウソのようです。タイガースの選手にもベイスターズの選手にも拍手を送りたいです。
あーー楽しかった!!
実は神社に行くだけじゃ飽き足らず、昼にカツを食べるというド定番な願かけもしていました笑 おいしかった(`・ω・´)
亀戸香取神社 -ハマスタで声援を送れない僕ができることー
タイガースが横浜スタジアムで戦っているように、阪神ファンもレフトスタンドで声を枯らしている。
CS仕様だが何だか知らないが、阪神ファンが座るハマスタのレフトスタンドのスペースは大幅に狭められた。通常時のおよそ3分の1。誰だハマスタは本拠地だなんて言ったやつは。完全にアウェーではないか。
この2試合、ハマスタのレフトスタンドで応援していた阪神ファンを本当に誇りに思う。狭められた応援席からテレビ中継越しに聞こえてくる歓声。本当に勇気づけられた。どんなに点差を付けられていても、相手のクローザーが出てきても、その声量は変わらなった。
なかでも9回に福留孝介が起死回生の同点弾にスタジアムが静まり返るなか、あの一角が大盛り上がりしているのは本当に気持ちよかった。アウェーの方が燃えるのは、僕が関東で育った阪神ファンで、甲子園の空気を知らずに育ってきたからなのかもしれない。
叶うものなら僕もあそこに立って選手と一緒に戦いたかった。けれども今日のチケットを持っていない僕にその資格はない。
ウジウジ言っても仕方がない。それならば、僕にできることはひとつ。タイガースの勝利を祈ることだけだ。
そうだ、「あそこ」に行こう。
いつもより早く家を出て、総武線の亀戸駅で途中下車。亀戸といえば学問の神様が祭られている亀戸天神で有名だが、今日の目的はここではない。
亀戸駅北口から10分ほど道沿いに歩くと現れるのが、亀戸香取神社だ。詳しい由来は省略するが、ここはスポーツの神様が祭られているとされている。そのご利益を求めて数々のアスリートが必勝祈願でこの神社を訪れるのだ。
僕もこの香取神社のご利益に預かったことのある人のひとりである。今から4年前、当時大学1年生だった僕は現地観戦で3勝10敗というドM成績を叩き出し、友人からは「負け神」と呼ばれた。なんとかしたい思いで亀戸香取神社の存在を知った僕は、翌年の開幕前にお参り。するとその年の観戦成績は6勝10敗。その次の年はなんと13勝6敗とエース級の貯金を作ることに成功したのだ。ありがとうございます亀戸香取神社。
今日の試合は何としても勝ってほしい。ならばここはひとつ、勝ち運を頂戴させてもらおう。
亀戸香取神社は名物のお守りがある。それが「勝運袋」だ。その名の通り小さい袋状になっている。この袋のお守りを買ったら、境内の中に落ちている白い石を拾い上げて袋に詰める。この白い石は白星・勝星と云われる縁起の良い石らしい。勝ち星……すばらしい響きだ。
▲勝運袋と白色の石
あの吉田沙保里さんや内村航平さんも大会前に訪れたことがある神社で神頼み。もちろんタイガースの選手はやってくれると確信しているが、僕は僕でやれることはやっておいたほうがいい。これでひと安心だ!
レフトスタンドの阪神ファンのみなさん、今日も応援よろしくお願いします。選手たちを後押ししてあげてください。一面の青色は正直言ってちょっと怖いけど、横浜ファンに負けるな!!
【阪神】9.30 甲子園に行く阪神ファンよ!みんなスポニチを買おう!!
今シーズンのラスト公式戦を見に甲子園に行く人たちへ、スポニチを買おう!!
スポーツ新聞なんてオジサンの読むもんじゃん……とお思いのそこのあなた、今日はちょっと違いますよ。スポニチを買えば鳥谷敬選手を応援できちゃいます。鳥谷ファン以外でも必見です。
新聞の真ん中くらいのページを開くと・・・
鳥谷選手が大きく載っているページが現れました。
1つのページには「打ってくれ鳥谷」。打席に立った時に掲げられますね。打ってくれってメッセージが力強くていいですね。
もう1つのページには「ありがとう鳥谷」。試合後にみんなで感謝のメッセージを伝えましょう。
新聞なので小さく折りたためますし、荷物にならないのがいいところです。雨風に弱いのは紙の宿命ではありますが、今日のお天気なら何の心配もいらないでしょう。てか昨日といい暑くないですか……
さっき甲子園駅に行ったら、駅前にあるasnasで大々的に宣伝をしていました。
チャリコさん巻木さん見てる~?お店入ってすぐのところに置いてありましたよー!
駅に着いてから買っても大丈夫!!部数も見たことないくらい置いてありました。
あんまり考えたくないですが、鳥谷選手を応援できる試合も、もうほとんど残されていません。彼が今後どんなプロ人生を歩んでいくかは僕にはわかりませんが、せめて阪神ファンの声援はすごかったと思ってもらいたいじゃないですか!今日観戦される方たちはそんなこと言わなくても全力応援でしょうが、もしよかったら、僕と一緒にこのボード、掲げてみませんか?
なお、この応援ボード風紙面が掲載されているのは関西版のみです。関東のスポニチには載っていないのであしからず。関東民の方、急いで買いに行かないでね(´・ω・`)
【阪神】9.29 メッセンジャー笑顔の別れ 現役最後の甲子園 写真あり
阪神タイガース、ランディ・メッセンジャーの引退試合を観戦してきました。
先日はこんなことをコラムで書いてみましたが、本当に、本当に素晴らしい日になりました。写真を撮ってきたのでお見せしたいと思います。
現役生活最後のマウンド。やっぱり彼には甲子園がよく似合います。
投げたボールはすべて直球。
先頭の大島を打ち取ったところで交代、大歓声に見送られながら2番手・高橋遥に後を託しました。
長年共に戦ってきた鳥谷から花束を受け取ります。
この辺でとびたの涙腺はボロボロ。
5回裏終了後のグラウンド整備中には、写真撮影に応じる姿も。ファンとの最後の交流の時間をかみしめているようでした。
試合は6-3で勝利。最前でナインを迎え入れました。
そして長年連れ添ってきた梅野をねぎらいます。
「梅ッセバッテリー」大好きでした。もう見られないんだと思うと涙が……
セレモニー開始直後に流されたメッセの活躍を紹介するビデオを眺めています。
2014年にCSを突破したときの映像を見ているときは、どこか誇らしげでした。
あのときのメッセ、かっこよかったなあ。
そしてスピーチです。感動的でした。
妻・ベネッサさんに対しては「愛する彼女がいなかったら僕はここまで結果を残すことができなかった。ファンの皆さん、どうか僕の愛するベネッサのことも讃えてやってください」とファンにお願いする一幕も。 かっこいいなあ…。
奥さんに対して感謝の言葉を伝える選手は多いですが、こんなことを話す人が過去にいたでしょうか。奥さん、すっごく嬉しかったでしょうね。
大好きな子供たちと奥さんから花束をもらいます。表情は見えないけれど、父親の顔をしているのでしょう。
チームメイト全員とハグを交わします。上本のハグに周りもこの表情。
お立ち台でお姫様だっこしてもらったこと、ありましたねえ。
胴上げ上手く撮れませんでした……
メッセに向けられて飛ばされる紙テープをとても楽しんでいるようでした。
紙テープをキャッチしちゃいました笑
最後は子供たちと声援に応えながら球場を後にしました。
ありがとうメッセ!セレモニーの最後はずーっとボロボロ泣いて思うように声が出せなかったけど、ほんとに、ほんとに、引退試合をやってもらえてよかったね。
「阪神ファンは世界一」って言ってくれたとき、とっても嬉しかった。でも、ファンはそんなあなたの活躍に救われてばっかりでした。日本に来てくれてありがとう!タイガースを選んでくれてありがとう!
またいつか、会おうね。
【野球コラム】メッセンジャーの引退から過去の助っ人外国人の引退を回想してみる
今日はランディ・メッセンジャーの引退試合です。
ひとりの選手の入団からその後現役を全うするまでを共にたどることができる、プロ野球の良いところはこんなところにもあるのではないかと僕は
考えています。高校野球や大学野球はたとえ優れていたとしても卒業と同時にチームを離れますし、社会人野球はプロのような引退試合を華々しくやることはありません。
でも……助っ人外国人の場合は、入団から現役の最後を一緒にたどることはほぼできません。1年1年が勝負の外国人ですから、当然成績が伴わなかった場合は契約の解除を言い渡され、その後を追うのが難しくなります。
だからこそ、活躍してほしいと願うのですが、活躍しすぎるとGマイコラスやFマーティンのようにMLBからオファーが来たりしてチームを去ってしまう。助っ人外国人好きは、常に別れの時が来ることを覚悟しながら、NPBの活躍を応援しているような気がします。というか、僕がそうなんですけど。ああああナバーロ……(先日帰国)
そんな出会いと別れの連続の助っ人外国人ですが、阪神タイガースは比較的長く在籍してくれる選手がここ数年では何人かいました。
まず、“稀代のヒットメーカー“ マット・マートン。電撃引退した赤星憲広さんの穴を埋めるべく獲得されたマートンは初年度からヒットを量産。イチローさんが持つシーズン安打記録を更新してみせました。2014年には首位打者を獲得。阪神のCS突破に貢献しました。彼は2010年から2015年まで6年間在籍。日本の牛丼が大好きな愛すべき助っ人でした。
そして、“鉄腕リリーバー”ジェフ・ウィリアムス。2003年に中継ぎ候補として獲得されると、クローザーに抜擢されチームの優勝に貢献。2005年以降は藤川球児投手、久保田智之さんと共に鉄壁のリリーフ陣「JFK」を形成。サイドハンドから放たれるスライダーはまさに魔球でした。タイガースの助っ人投手で初めて複数年契約を結び、信頼を勝ち取った投手でもあります。彼は2003年から2009年まで7年間在籍しました。
NPBではタイガースにしか在籍せず、マートンはCS突破、ウィリアムスは2度の優勝に貢献しました。タイガースの歴史に残る外国人であることに異論はないでしょう。
しかし、彼らは引退試合をやりませんでした。2人とも現役続行を希望したという自助もありますが(マートンはカブス傘下へ、ウィリアムスは故障が癒えず翌年引退)、ファンが彼らと別れを惜しむ機会がなかったのは事実です。それだけ助っ人外国人というものははかないのです。
そもそも、外国人がNPBで引退試合をやってもらったことなんて、あるのでしょうか。
どうやら、ひとりだけいるようです。
1985年、中日ドラゴンズに在籍するケン・モッカ内野手は若手育成を目的とするチームの方針により、来期の構想から外れることとなりました。シーズン終盤、ペナントレースが行われている最中の通告だったようです。モッカはこれを了承しますが、「最後の巨人戦までは置いていてほしい」と懇願。1982年のリーグ優勝の功労者でもあるモッカの願いを球団は聞き入れることにしました。
そして迎えた巨人との最終戦。モッカは代打で登場すると球場は大盛り上がり。打席のみの予定でしたが、あまりにも盛り上がったので守備にも就きました。そして試合は大勝。試合後のマウンド上には選手たちの輪ができて、モッカは宙を舞いました。彼は4年間ドラゴンズに在籍しましたが、日本の文化に対して勉強熱心でチームメイトからも非常に慕われていたそうです。
それと、「引退試合」ではありませんが今年のマツダスタジアムで行われたブラッド・エルドレッドのセレモニーも感動的でした。
昨シーズン限りで広島を去ったエルドレッドは今年現役を引退することをカープに報告。駐米スカウトに就任することが決定しました。そして、球団はエルドレッドの引退セレモニーを試合後に実施することを発表。カープ時代にスタジアム通いをするのに使っていた自転車で登場し、ファンをわかせました。
試合後はエルドレッドのスピーチも行われ、通訳を通してカープや家族への感謝を述べました。通訳が彼の言葉をファンに伝えながら、時折言葉を詰まらせて、それでも最後まで職務を全うする姿がとても印象的でした。
2人ともチームのために戦い、チームメイトからファンから愛された助っ人外国人の華々しい最後として、素晴らしいケースを示してくれたと思います。
今日はランディ・メッセンジャーの引退試合です。
各球団で感動的な引退試合が開かれていますが、メッセンジャーのような助っ人外国人が引退試合をするのは本当に稀だということをここまで解説してきました(メッセはもう助っ人外国人とかそういう括りにしなくてもいいんじゃないかって思う部分もあるのですがそれはまた別の機会に)。
一般的な引退試合はその選手が試合に出場して、最後はファンに別れの言葉を伝えますが、この両方が今日行われた場合、メッセンジャーは「引退試合をしてもらってなおかつスピーチをした史上初めての外国人選手」となります。これは本当に誇らしいことです。
常に闘志を前面に出して戦う姿が印象的でした。それゆえ自分のふがいない投球にショックを受けたり、味方が打ち込まれて浮かべる悲しい表情も結構印象に残っています。
最後は笑って終わってほしい。彼に、タイガースでの野球人生は本当に楽しかったと思ってほしい。最後のマウンドで彼は何を見せてくれるのでしょうか。彼のことを想像するだけで実はもう目がウルウルしそうなのですが、ちゃんと目に焼き付けてこようと思います。
あなたのプロ野球人生を共にたどれて本当に幸せでした。最後まで見届けます。だから楽しんできてね。僕も楽しみます。