それでも僕は書き続ける!!

1996年生まれの阪神ファン。プロ野球や日々の感情を文章に表す楽しみを感じながら気ままに書きます

野球コラム

日本シリーズが他人事じゃなくなった瞬間【11/27 対ヤクルト戦●】

両チームのファン以外は面白い日本シリーズ― いずれも試合も接戦が続く2021年の日本シリーズをこのように称する人もいる。出場していない10球団のファンは白熱した試合を見られて純粋に楽しんでいるが、スワローズ・バファローズの両ファンにとっては気の休…

Jonseyのプライド【11/25 対ヤクルト戦○】

助っ人外国人選手の適応力に驚かされるときがある。初めての日本の文化、「ベースボール」とは似て非なる「野球」の考え方。戸惑うことも多いはずの1年目を乗り切ると、2年目のシーズンにはすっかり違いを受け入れ、より一層チームに溶け込もうとしている。…

見返してやれ大山悠輔【11/6 対巨人戦●】

ペナントレースの開幕戦がチームの戦い方を示す場なら、クライマックスシリーズはペナントレースの総決算だ。 「ウチは1年間こうやって戦ってきた」、「ウチは今年ここが成長した」「ここを強みとして勝ち星を重ねてきた」と、対戦相手やファンに示す場であ…

大山悠輔の目に光るもの【10/26対中日戦●】

ベイスターズを5対1で下したスワローズ。程なくして、スワローズの選手とファンのための、パプリックビューイングが始まった。横浜スタジアムのビジョンに3塁を守る真剣な眼差しの大山悠輔が映る。 甲子園でタイガースが敗れたその瞬間、スワローズの優勝が…

下を向いてる選手は誰もいない【10/9 対ヤクルト戦○】

阪神ファン御用達のスポーツ紙、デイリースポーツ。中継だけでは分からないプレーの裏側はもちろん、普段なかなか知ることができない2軍情報を載せてくれる。僕が島田海吏のことを深く知ったのは、デイリースポーツのファームコーナーだった。 当時ルーキー…

26 + 74 = 100【9/10 対広島戦○】

この10年間で最も印象に残ったシーズンはいつ?」という質問があったら、僕は間髪入れずに「2014年」と答えるだろう。この年のタイガースはペナントレースこそジャイアンツに及ばず2位だったが、その後のCSで驚異的な実力を発揮。実力をつけはじめていたカー…

反撃ムードを呼び込んだ一平ちゃん【9/5 対巨人戦▲】

一平ちゃんが帰ってきた。 東海大学九州キャンパスから阪神タイガースに入団した小川一平のことだ。西純矢、井上広大、及川雅貴、甲子園で印象的な活躍を残した高校生を多数獲得した2019年のドラフトで最後に指名された投手だ。 昨年はオープン戦からアピー…

右手を掲げる大山悠輔【9/4 対巨人戦○】

大山悠輔の打球が!レフトスタンドに!飛び込んだ!逆転サヨナラ!!泣いていいですか。これ。涙なしに見られますか。込み上げるもの。押さえられますか。 大山主将の逆転サヨナラ2ランで首位再浮上劇的すぎる幕切れでした!(佐井)#hanshin #tigers #阪神…

強い気持ちで”夢拓け”【9/3 対巨人戦○】

阪神タイガースの中野拓夢は、幼い頃から阪神ファンだったそうだ。山形県の出身だが、お父さんの影響で阪神に興味を持ち、一緒に応援するようになった。「阪神ファン・中野」のお気に入りは強打の内野手、今岡誠。2003年と2005年、2度の優勝に貢献した天才打…

あれがウチのセットアッパーだから【8/7 対アメリカ戦○】

ペナントレースでしのぎを削りあう選手たちが、1つの目標に向かって結束する国際大会。普段は交わらない選手たちが引き起こす化学反応に、その面白さが詰まっていると思う。巨人と阪神の選手が手を組む様子はなんだか、バトルマンガの最終盤でライバルが仲間…

また会えたねナバーロ【7/23 東京五輪開幕】

オリンピックの開会式が行われた。大会直前のゴタゴタ劇には正直言って辟易していた部分もあったけれど、野球の国際試合が2年ぶりに行われることは素直に嬉しい。手に汗握る数々の熱戦が見られることを楽しみにしている。野球の日本代表チームは翌日の練習試…

良い場面で回るのは信頼の証【7/12 対横浜戦◯】

大山のインスタグラムが削除されている。 4番を外れて数試合経った頃だろうか、大山悠輔のインスタグラムのアカウントがなくなっていた。 頻繁に更新されていた訳ではないが、実直な人柄が伝わってくる大山のインスタは、ファンにとって楽しみのひとつでもあ…

帰ってきたヒーローへの葛藤【5/25 対ロッテ戦 ●】

甲子園に、鳥谷敬が帰ってくる――そう思えば思うほど、今日1日はなんだか落ち着かなかった。確かにまた甲子園でプレーする姿が見られるのは嬉しい。でも、もう鳥谷は味方じゃない。リーグの違いはあれど、戦う敵同士だ。 僕の頭の中で幾度も脳内会議が繰り広…

1点差、熊谷敬宥の盗塁で重い雰囲気は消え去った【5.11甲子園 ▲】

4月13日、甲子園には雨が降り注いでいた。阪神園芸の力をもってしてもグラウンドコンディションが整わないということで、試合は中止。1日の楽しみがなくなってしまった。 「代わりに何を見ようかな……」 タブレットでスカパー!プロ野球セットのアプリを開く。…

チームを勝たせる4番打者へ 大山悠輔

バース・掛布・岡田をリアルタイムで知らない僕は、4番に金本知憲がいるタイガースを見て育った。筋骨隆々の体から繰り出される豪快で鋭いスイング。どんなときでも試合に出続ける強い肉体。無数のプレッシャーに打ち勝つ精神力。どれをとっても最高のバッタ…

掴めジャパニーズドリーム! J・ガンケル

世界最高峰のベースボールリーグ、MLB。そこに在籍する選手の年俸は年々高額化している。 ダルビッシュ有と共に昨季のサイヤング賞候補に挙げられたメッツのジェイコブ・デグロムの今季の年俸は3600万ドル。日本円にしておよそ39億6000万円だ。コロナ禍によ…

DeNA風張蓮の登場曲にはスワローズOBの魂が宿っている…かもしれない

昨シーズン、スワローズからベイスターズに移籍してきた風張蓮投手。開幕は2軍スタートとなりましたが、今日から1軍に合流。3番手でマウンドに上がりました。ビハインドの場面でしたが、風張投手は2イニングを無失点に抑えます。ですが今日話題になったのは…

今季初スタメンで一発回答!! 殊勲打の陽川尚将

日替わりヒーローという言葉がある。 確固たる証拠がある訳ではないが、日替わりヒーローが出てくるチームはやっぱり強い気がしている。 そんな風に考えるのは、僕の知るジャイアンツがそういうチームだからかもしれない。 去年まではほとんど顔を見なかった…

今季初サヨナラ!山本泰寛はお尻が大きい

僕には3つ下の妹がいる。一緒に野球観戦に行っても僕とは全然違うところを見ていて、思わぬ発見をしては教えてくれる。そんな妹だが、その選手が活躍できるかどうか、「あるパーツ」を見れば一瞬で分かるらしい。それは、お尻。活躍している選手は決まってお…

マルテのHRパフォーマンス名、ラパンパラに決定!!

突然ですが、クイズです。 1.サンズがホームランを打った時のパフォーマンスをやってください。 はい、両手をピロピロ~。正解です。 2.ボーアがホームランを打った時のパフォーマンスをやってください。 そう、かめはめ波のように両手を突き出して~。正解…

74番目の男・石井大智

プロ初登板のピッチャーの結果が伴わなかったり痛打を浴びたりすると、「ホロ苦デビュー」と書かれることがある。 だけどタイガース・石井大智の開幕戦にかける思いを想像したら、「ホロ苦デビュー」なんて言葉で片付けることはできない。 昨年のドラフト会…

コロナ禍でも田中俊太の「手をたたけ」は変わらなかった

2020年、プロ野球ファンは新たな応援の形を求められた。声が出せない。声援が送れない。去年まで当たり前のようにできていたことが禁じられ、もどかしい思いをした人もいたのではないだろうか。 そんな中、去年と変わらない応援の形で球場を大いに盛り上げた…

さらば素晴らしき助っ人 A.ラミレス

今から4年前、僕の大好きな投手が引退した。 2016年シーズン最終戦に組まれた三浦大輔の引退試合。 この時点でのベイスターズは69勝70敗。勝てば勝率5割を達成できる大事な試合に引退試合は組まれた。 打者1人限定の先発にして三浦を送り出し、勝率5割を狙い…

エースに黒星は似合わない 西勇輝

阪神タイガース・西勇輝を助けられた回数と、助けてもらった回数。どちらが多いかと聞かれたら間違いなく助けてもらった回数が多い。 阪神タイガース・西勇輝 リリーフでつないで勝ちを拾っていくタイガースの中でイニング数を淡々と稼いでいく西のありがた…

この大歓声が答えさ 陽川尚将

去年の秋、タイガースがCS進出のために1つも負けられない戦いをしている頃、僕は3塁側のアルプス席にいた。 0対0で迎えた5回裏。背番号55が代打に告げられた。陽川尚将の登場曲を聞いたのはこの時が初めてだった。 間違いじゃなかった あの日出した答えは …

【プロ野球】過去にトレードされた外国人選手を調べてみた

9月21日、東北楽天ゴールデンイーグルスが広島のDJ・ジョンソンを獲得したという 発表がありました。楽天は今年に入って3度目のトレード成立です。 【D.J.ジョンソン選手 金銭トレードに関して】金銭トレードにて、広島東洋カープからD.J.ジョンソン選手を獲…

【プロ野球】過去に代打起用されたピッチャーを調べてみた

7月7日のヤクルト対中日戦、普段の試合ではなかなか見られないシーンが有りました。 岡田 → 代打・三ツ間 延長10回、代打で起用された投手の三ツ間 なんとピッチャー岡田の代打でおなじくピッチャーの三ツ間が起用されました。 このシチュエーションを説明…

外国人枠が増えたので解説分析してみた

プロ野球開幕を目前に控えたなかで、外国人枠に関するビックニュースが飛び込んできました。 hochi.news これまで4人までに制限されていた外国人枠を、今シーズンに限り5人に拡大することが決定したようです。これにより外国人選手をより多く起用できるよ…

これもラミレスマジック!?スポナビ速報が止まってしまった訳

6月9日の横浜スタジアムで行われた巨人対横浜DeNAの練習試合で、ちょっとしたハプニングが起こりました。 巨人対DeNAは想定外の事象が発生したため速報を中止しました。 阪神ファンの僕的にはその下のエドワーズ5者連続四球の方が”想定外の事象”なのです…

【野球コラム】メッセンジャーの引退から過去の助っ人外国人の引退を回想してみる

今日はランディ・メッセンジャーの引退試合です。 ひとりの選手の入団からその後現役を全うするまでを共にたどることができる、プロ野球の良いところはこんなところにもあるのではないかと僕は 考えています。高校野球や大学野球はたとえ優れていたとしても…