友人に連れられて競馬を見に行った話
おはようございます。とびたつばさです。
ホームの端っこに、普段は閉ざされている階段があります。その階段は近接する中山競馬場でレースがある日だけ開放されていますが、競馬をやらない僕にとっては通ることの無い道です。
長らく武蔵野線を利用する機会が多く、目にすることはあっても実際通ることはなかったこの階段。けれどもこの前の日曜日、競馬好きの友人に連れられて階段を登り、初めて競馬場をたずねてみました。
最初は「ギャンブルだしなあ・・・」と敬遠していたのですが、友人の説明を聞きながら競馬を観戦したら、僕のような初心者でもじゅうぶん楽しむことができました。なので今回は競馬経験が全くない僕が競馬場を訪ねてみて感じたことを書いてみようと思います。
2月24日、日曜日。9時47分に僕は船橋法典駅のホームで友人と待ち合わせしました。
僕を見るなり友人は、「(競馬場に行く)人ごみに馴染んでいるね」と言ってきたのですが、きっと僕は複雑な表情をしていたと思います笑
船橋法典駅から中山競馬場までは地下道を通って歩きます。そこから坂を上っていくと視界が開けて観客席のあるフロアに出られるのですが、それはまるでチケットを握り締めて野球場のグラウンドが見えてくるあの感覚によく似ていました。
競馬を知らない僕でもワクワクしたのですから、好きな人にはたまらない瞬間なのでしょうね。
友人は馬券を買って競馬を楽しむ人なので、その馬券を買う様子を見学させてもらいました。
(何も知らなくて恐縮です)馬券はこのようにマークシートを使って申し込みをするのですね。1度では覚え切れなかったのですが、買い方によって複数のシートを使い分けるみたいです。マークシートを見ると大学受験を思い出します。
馬券を買うときはこの機械を使うようです。僕の勝手なイメージでは受付のオバサンの前で
「○○の単勝に△△万円!!(札束ドーン)」
みたいなイメージがあったので、少し驚きました。銀行のATMみたいですね。1つ違うのはお金を受け取るより、奪われることの方が圧倒的に多いということです。
僕の友人はツイッターでレース予想を投稿している人の書き込みを頼りに自分の予想を固めていました。今はそういう予想の仕方もあるのですね。
競走馬たちはレースに出場する前に、パドックと呼ばれる広場に集まってお客さんにお披露目をします。ここで馬の状態や毛並みを見て、予想の参考にするそうです。
僕はそういう細かいことはちんぷんかんぷんですが、競走馬を間近で見られるチャンスでもあるので友人と共にパドックを見に行きました。
競走馬って大きいんですね。特に尻のまわりのたくましさがすごい。馬術競技の馬は見たことがあるのですが、かなり違いました。
レースも見てみたのですが、この馬たちが時速60kmくらいで熱く競り合いながら走るのを見られる競技だと思うと、視覚的にもおもしろいスポーツだなあと感じました。ギャンブルだからなあ、と敬遠していたのはもったいないことでしたね。
観戦できる場所の最前列には、カメラを持った人が躍起になって写真を撮っていて、その情熱や執念が背中からにじみ出ていました。
レース終盤、馬たちが最後の直線に入ると「たのむー!!」「行けー!!」という歓声があちらこちらから聞こえてきました。そんな声を聞くと、券を買っていない僕でもドキドキしてくるのです。
その理由はなんであれ、目の前のことに夢中になっている人がこれだけいるということに、僕は感動さえ覚えました。その熱意を感じられただけでも、競馬場に来て良かったなあって思いました。
バスケを見に行ったときも思いましたけど、生の競技を見ることで知れることや得られる発見はたくさんありますよね。誘ってくれた友人に感謝です!
【おまけ】
せっかくなので、1レースだけ馬券を買ってみました。
いけー!!抜けー!!
走れーーー!!!
夢を乗せた馬券はただの紙切れとなりました。
ビギナーズラック期待したんだけどな・・・
競馬場内にある飲食店「梅屋」さんで食べた煮込み(500円)。
いわゆるモツ煮ってやつです。味も濃く食べ応えがあって、レースに負けて冷えた僕の心も温めてくれました。この日は比較的穏やかな天気だったのですが、ずっと外にいたので染みました。