よつばと!原画展を見に行って作者のこだわりを感じた話
先週の日曜日(14日)に、池袋まで遊びに行ってきました。
お目当てはこちら・・・・・・。
PARCOで現在開催されている、漫画「よつばと!」の原画展です。
よつばと!のこと
わんぱく元気な5歳の女の子「よつば」が何でもない毎日のなかでたくさんのことを経験していく日常を描いた漫画です。よつばの豊かな表情やその行動、周りの登場人物の優しさが読者に癒しを与えてくれます。
とにかくかわいくて、かわいい。そんな漫画です。
また、モバイルバッテリーをはじめとしてグッズで人気を博しているキャラクター、「ダンボー」が登場するのもこのよつばと!です。
ダンボー知っててもよつばと!は案外知らない人もいるみたいですね。そんな人はとりあえずマンガ読んでほしい。
もともと僕は、同じ作者が描かれていた「あずまんが大王」の大ファンなものでして、素晴らしい作品を2つも生み出してくれたあずまきよひこ先生には感謝の気持ちでいっぱいなのであります。
いざ原画展へ
うん、かわいい。
会場には最新14巻を中心としたマンガの原画が展示されていました。
会場内は撮影NGなため、僕が見た感想を。あ、マンガの原画展は他に行ったことがないです。なので、詳しい知識は皆無なので温かい目で読んでくだされば。
まず気づいたのが、セリフが手書きで入っていること。
マンガとして完成されるときにはパソコンの文字になっているのが当たり前ですが、このようにしてセリフが吹き込まれるんだと新しい発見ができました。
セリフは書き進めていく段階で、紙にパソコンで文字を打ちこみ、印刷したものを貼り付けるのですね。
原画はよーく見ると修正液で直された後のあるものもありました。よつばと!は手書きで作られているので、こうやって直していくのですね。コミックだけを読んでいたら気づくことができませんでした。
細部まで手書きで表現 あずま先生のこだわり
そして、キャラ以外の背景や家具などを描く時の細かさがすごいです!
例えば、自宅の畳。あのいぐさが細かく詰まっている1本1本の線も手書きで描かれていました。シートベルトも布の繊維を表現するために線を1つ1つ引いていきます。
あずま先生が実際にマンガを描かれている映像が公開されていたのですが、あまりにも細かすぎる作業に、見ているこちらの息が詰まりそうでした・・・
かわいらしいキャラの原画を見るつもりでいたのに、細部へのこだわりを見た後は、一緒に映っている家具や建物など、背景の部分に見入ってしまいました。
そういえば、あんなに時間をかけて描かれている部分を、僕は簡単に読み進めてしまっていたな・・・って。先生、サラサラと読んでしまってごめんなさい。
原画展では登場人物が手にする絵本や色えんぴつなど、マンガに出てくるもののモデルになった品が展示されていました。原作に登場する家具や小物にはモデルがあって、その元となったものの写真も飾られていました。
当然写真なんでマンガとは違うんですけど、「あれはあの話に出てきたやつだな」「マンガに出てきたやつとそっくりだ」ってなって、写真を1つ1つ眺めると登場人物がそこにいるような感覚になりました。
会場の壁にはあずま先生が直々に描かれたキャラクターのイラストが。
よく見てください。下書きをした跡があります!
構図やバランスを考えながらその都度細かい修正をして完成させたんだなと思うと、感慨深いです。これだけでもじゅうぶんに見る価値があります。
みんな大好きダンボーのイラストも。
「見にきてくれてありがとうございます。」だなんてとんでもないです。
描いてくれてありがとうございます!これからもステキな作品期待してます。
僕が入場したときは特に待たされることもなく入れたのですが、グッズ販売を見てから退場したときに入場列をのぞいてみると、大行列になっていたので驚きました。改めてよつばと!の人気を感じましたね。
原画展は今日明日もやっているので、よつばと!が好きな方はぜひ行ってみることをオススメします。きっとマンガをもう1度読みたくなります。1つ1つのコマを眺め直したくなります。