【阪神】6.5 ZOZOマリン観戦記
打球がレフトの頭を越えていって、2塁に到達したその姿を見たとき、あふれる涙を抑えることができませんでした。
いや、正確には打席に立っているときから泣いてました。嘘ついてスンマセン。
ネクストバッターズサークルに向かうときからZOZOマリンは大歓声。僕の観戦していた座席は次の打者が誰なのか少し見えにくい位置にあったのですが、歓声の大きさですぐに原口が向かったことが分かりました。
久々にコールされた「代打・原口」の名前。レフトスタンドには原口を応援するタオルがたくさん掲げられていました。
ロッテファンの友人と観戦していたのですが、その友人の目をはばかることなく、とびたは涙をボロボロ。泣き崩れるってこんな感じなのかな。
久しぶりの打席で初球からスイングする積極性、塁上で見せたあの笑顔。本当に、本当に、原口が戻ってきたんだと実感しました。
そして試合後のヒーローインタビュー。しばらく待って出てきたのは、なんと梅野と原口。ご存じの方も多いと思いますが、ビジターチームのヒーローは普通ひとりなんです。驚きました。すごいことです。こんなことってありますか・・・
この演出を許してくれたロッテ球団の方には感謝しかありません。
原口のヒーローインタビューはこれまで支えてくれた方への感謝の気持ちを伝える内容でした。どんなときでも感謝の気持ちを忘れない、原口らしくてとってもすばらしいインタビューだったと思います。
昨日の試合前にアップしたコラムには、今まで原口からたくさんの元気をもらったぶん、今度は僕たちが背中を押してあげよう、なんてことを書きましたが、また彼から元気と希望をもらってしまいました。
昨日の試合を見られて、本当に良かったです。一生の思い出になりました。打席に向かうときの大歓声、代走を送られてベンチに下がるとき、観客席に向かって拳を突き上げてくれた姿は忘れません。