それでも僕は書き続ける!!

1996年生まれの阪神ファン。プロ野球や日々の感情を文章に表す楽しみを感じながら気ままに書きます

阪神ファンの僕がオールスターに出場するタイガースの選手を紹介する その3

    オールスター出場するタイガースの選手のすごいところや、試合の日はぜひここに注目してほしい!という点を紹介する今回のブログ。ぜひ阪神ファンに限らず、他球団ファンのみなさんにも彼らの良さをもっと知ってもらえればと思って書きました。



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藤川球児 投手 監督推薦選出 9回目7年ぶり出場

 僕が阪神タイガースを応援し始めた頃、このチームのリリーフエースは藤川球児でした。後にJFKと呼ばれたりします。あれから15年くらい経ちましたかね。懐かしいです。

 そんな球児が今何をしているかというと、今もセットアッパーやってます。変わらずやってます。

 ほかのチームを見渡しても、15年前にリリーフエースをやっていた投手が今もバリバリの中心選手として投げている人、まずいません。この事実が藤川のすごさを何よりも表していると思います。高めのストレートで空振りを奪うのは、今も変わりありません。フルスイングをする打者が増えているこの時代に、己の直球を信じて向かっていく姿はめちゃくちゃかっこいいです。球児は僕たち阪神ファンの誇りです。そんな球児が甲子園でのオールスターで投げる、想像するだけで胸がワクワクしてきます。


藤川のココに注目!

 球児は過去8回オールスターに出場していますが、甲子園で投げたのは2005年に行われたときの1度だけです。ならば、「登場曲」のことに触れないとですね。

 「every little thing every precious thing

 「今すぐkiss me」や「BELIEVE IN LOVE」などで、90年代を大きくわかせたLINDBERGの楽曲、これが球児の登場曲です。
 球児の出番がきたとき、阪神ファンは曲のリズムに合わせて持っているメガホンをゆっくり左右に揺らします。みんなで声を出して歌って球児を後押しするその光景はさながらアーティストと観客が1つになるライブのようです。
 甲子園で彼が投げるところを見たことがある人なら分かると思いますが、本当に感動的なんです!

 ふるえるつま先高鳴る鼓動 何度も何度も胸に手を当ててみた
 見えないハードルにつまずいた時 あなたの気持ちが少しでも分かりたくて
スタジアムに響きわたる歓声を吸い込んで あなたはゆっくり立ち上がる

 球児がいろんなものを背負ってマウンドに上がる姿が目に浮かんでくるようです。力強い歌詞と力を込めて投げる球児の姿がリンクします。球児が久し振りにタイガースに帰ってきて、9回のマウンドに上がろうかというときにこの曲が流れて、甲子園がものすごくわいたのを、今でも覚えています。ものすごく幸せな瞬間でした。

 

届け!球児の歌

 

 LINDBERGのボーカルは渡瀬マキさんという方が担当されています。渡瀬さんは昨年4月、機能性発声障害であることを公表しました。
 以前から体調を崩されていたようですが、そういった心労が原因となって声が思わぬように出なくなってしまったそうです。公表した段階では回復に向かっていると公式サイトに投稿していましたが、その後の便りはありません。

 渡瀬さんは過去に甲子園でタイガースの試合を見に行ったことがあります。球児がみんなに見送られながら登場し、ご自身が歌う曲をファンのみんなが合唱している光景を見て、感動の涙を流したというエピソードもあります。


 厚かましいとは思いますが、原口のプレーが病気に苦しむ人の支えとなるように、甲子園に響く歌が渡瀬さんを勇気づけられるのではないかと僕は思うのです。阪神ファンが球児やこの曲から勇気をもらったのと同じように、今度は僕たちが病気と闘う渡瀬さんの力になれないかな、と思ってしまうのです。

 今日のデイリースポーツによると、球児は9回に登板することが予定されています。
 慣れ親しんだ最終回のマウンド、最高の投手が最高の曲を背に最高の舞台で投げる- その光景をこの目に焼き付けたいと思います。


 甲子園に集まった野球ファンの歌声が渡瀬さんに届きますように。