それでも僕は書き続ける!!

1996年生まれの阪神ファン。プロ野球や日々の感情を文章に表す楽しみを感じながら気ままに書きます

書くも話すも「誰に向けて」が大事だと気づいた話

 

書くことと話すこと、どちらが好きかと聞かれたら、迷わず「書くこと」と答えます。僕は話すことがあんまり得意ではないです。嫌いではないのですが。人前で話す時は、元々緊張しいでありながら結構やる気になりまして。聞いてくれた人から「話すの上手いね」なんて褒めてくれたときもありました。

ただ、僕は「準備された内容を読み上げる」のが得意なだけなのです。だからアドリブが入ると途端に真っ白になりますし、用意されたものがない場では何をどこまで話していいか分からなくなります。

 

だから会社でその日あったことを口頭で報告するのもあまり得意ではありません。予め話すことを準備できていればよいですが、毎回そうとも限らないですし。

僕がよくやってしまう失敗は「誰に向けた説明」なのかがぼやけてしまうこと。先日、会社の上司にも「とびた君の話は、誰に説明しているのかが分からないときがある」と言われました。

 

ところで、僕はしっかりした文章を書くときは「これを読む人、読んでくれる人はどんな人だろう?」ってのを最初にイメージすることが多いです。

好きな野球がネタでも「普段からプロ野球を見ている人」なのか、「野球なんてスポーツニュースのコーナーでしか目にしない人」なのか、「日本代表戦のときだけ見る人」なのかで大きく変わってきます。具体的には「どこまで説明するか」の部分が変わってきます。

詳しい人向けの文章で説明がダラダラ続くと、既知の情報が多すぎて退屈になるし、そうでない人向けの文で前提となる説明が足りないと何のことが書かれているのか分からなくてストレスになります。

ネットの海に放って、どんな人に読まれるか分からなかったとしても、この考え方は重要です。どんな人が読むかが不明確だと、できあがる文章がぼやけてしまいます。「結局何が言いたかったんだろう?」となりがちです。

 

そっか!これって会話と同じですね。文章も会話も、その対象を定めないと何を伝えようとしているのかが分からなくなってしまう。良いことを知れました。会話の場合は基本的に目の前にいる人が対象になるから、文章より「誰に」の部分が定めやすいはず。

 

会社の人に言われたアドバイスのおかげで、話すことの基本に立ち返れた気がします。これで少し苦手意識も払拭できるかなあ。(941字)