【阪神】5.3 エースにだって負けない!ベテラン岩田の復活劇
岩田稔が帰ってきた。
また帰ってきてくれた。もう何度もダメかもと思った。
それでも岩田稔はまた僕たちファンの前に頼もしい姿で帰ってきてくれた。
去年は6試合の登板で0勝4敗。防御率は3,23と決して悪くはない。だが34歳のシーズンで未勝利ともなると、ファンとしては「そろそろかも・・・」といらんことを考えざるをえない。
正直なところ、去年は「予告先発・岩田稔」という文字を見ると、「そっか岩田かあ・・・」と期待より不安の感情の方が大きくなってしまっている自分がいた。
今シーズンの岩田は開幕ローテーションに加わることはできなかったものの、4月18日のヤクルト戦で実に4年ぶりの完投勝利。神宮に乗り込んであの強力ヤクルト打線相手に最後までマウンドを譲らなかったのだから、ただの完投より価値があるはずだ。
その後は勝ちこそ付いていないが、DeNA・今永と広島・大瀬良と投げあって、いずれも負けなかった。去年白星をあげられなかった岩田が、球界を代表する投手たちと互角に渡り合っている。もうそれだけで十分である。去年のつらいシーズンのことを考えたら、もうそれだけで十分だ。
岩田に関するニュース記事を読んだ。ここまで好投を続けられているのは、2軍でほぼ完璧な投球をして昇格したこと、1軍最初のマウンドで最高の結果を残したことが要因らしい。岩田ほどの熟練したベテランでも成功体験というのはとても重要なんだと改めて感じる。
以前のようにもう、「予告先発・岩田稔」の文字を見ても不安な気持ちになることはない。
だって今永・大瀬良相手に一歩も退かない投球を見せてくれたから。「先発の岩田が今日もやってくれるぞ!」とワクワクする気持ちでいっぱいになるから。
岩田選手
— 🤩ふりっく巻木🤩(スポニチ阪神担当記者) (@toraban_makigi) May 2, 2019
「連勝中の勢いに乗って攻めの投球ができました。先発投手としての役割を果たすことができて良かったです。、後はチームが勝つためにしっかりと応援します。」