東京野球ブックフェア訪問記
野球と本のお祭り、「東京野球ブックフェア」が3月10日に御茶ノ水で開催されたので、僕も行ってきました。
文春野球学校に参加してから、野球×文系の魅力にとりつかれてしまいまして。
自分も参加できるイベントはないものかと探していたら、見つけました。
なんでも古本市をやりつつ、トークショーなんかも開かれると。
会場となった御茶ノ水も千代田線ユーザーの僕にとっては馴染み深い場所で行きやすいかなと思い、お昼すぎから参加してきました。
地下鉄新御茶ノ水駅の改札を出て左に進むと、見えてきました。
会場はすでにお客さんで賑わっています。
今日の目当てはトークショーだったので、会場のお茶ナビゲートに向かいます。
2時から行われたトークショーのテーマは「好きなことで生きていく」。YouTuberが注目された頃にこんな言葉を聞いたような。
トークショーのゲストは3人。
野球書を取り扱う古書店「古書BIBLIO」を神保町に構えている小野祥之さん
12球団のファンが集う野球居酒屋『リリーズ神田スタジアム』を経営されている髙橋雅光さん
化粧品会社勤務からライターに転身し、ブログをきっかけに一躍人気ライターになられたプロ野球死亡遊戯こと、野球ライターの中溝康隆さん
野球×何か で仕事をされていることと、2月生まれのみずがめ座が共通点である3人がどのようなきっかけで今の仕事を始めたのか、仕事にまつわるエピソードについて話されました。
意外だったのは、みなさん実は前々から今の仕事をやりたいと思ってたわけではなく、念願叶って夢を形にできたって感じでもなかったこと。
リリーズの高橋さんは飲食店の雇われ店長さんだったようなんですが、ある日突然独立のチャンスが舞い込んできたことで、自分のお店を持つことを決意。それから野球居酒屋を開くことを決めたと話されていました。
興味深い話がたくさん聞けたので、いつか別記事でまとめられたらと思います。
トークショーが終わったあとは各ブースを回って歩きました。
イメージとしてはフリマとコミケを混ぜたような感じですね。
小野さんのお店「ビブリオ」のブースもありました。古本は昔の書籍や週刊ベースボールのような雑誌、中には貴重なサイン本まで扱ってありました。
他にはイベントの一環として配布されたユニフォームや、フェイスタオル、クッションなども売られていました。変わったものだとカープの選手を模したお面まで。なかなか他チームのグッズをじっくり見る機会もないので興味津々でした。
ご自分で作られた本やグッズを持ちこんでいる方もいました。
身につけるアクセサリーや、トートバッグ、コインケース、コースター、エプロンなど……
特定の球団を意識させるのではなく、とても落ち着いたデザインのものが多く、普段使いしやすくてとってもオシャレだと思いました。
毎日の生活に何気なく野球が加わったら、それはさぞ楽しいことでしょうね!
韓国プロ野球とヨーロッパ野球の本があったのにはビックリしました。
日本じゃなかなか仕入れることができない情報も、東京野球ブックフェアに来れば簡単に入手できちゃうかもしれません。
文春野球学校でお世話になった僕の先生、長谷川晶一さんもブースを出展されていました。
この度本を2冊出されまして、本を買ったお客さんにサインをされていました。
せっかくなのでひと言ごあいさつに行くと、「文春野球学校でお会いした方が7、8人来られた」と。 いやはや、生徒のみなさんとっても熱心です。
僕はトークショー含め2時間満たないくらいおじゃましたのですが、この日は終了の6時まで大いに盛りあがったようです。
文春野球学校仲間もTwitterでブックフェアに行ったことを報告されてて、知名度のあるイベントなんだなと思いました。
僕は初めて行ったのですが、めちゃくちゃ楽しかったです!
ブックオフのようなお店で野球本を見つけるとそれだけで嬉しくなるのですが、東京野球ブックフェアには野球の本しかない!(当たり前だけど)
確かに僕がよく知らない時代の本もたくさんあったのですが、それも含めてキラキラ輝く宝石のようでした。もっと早くこのイベントのこと知りたかった!
来年ももし行けるのなら、早めに参加して売り切れる前に色々グッズを探索したいと思いました。