それでも僕は書き続ける!!

1996年生まれの阪神ファン。プロ野球や日々の感情を文章に表す楽しみを感じながら気ままに書きます

笠川真一朗さん×スポニチ巻木周平さんトークショーレポ

 

 僕は野球のことを書く人が好きで、ライターさんのイベントに何度か足を運んでいるのですが、記者さんの話が聞けるイベントに行ったのは初めてです。

 だって、そもそもそんなイベントが今まで開催されてこなかったものですから。

 

 阪神ファンの方ならご存知かもしれません。スポーツニッポンの巻木周平さん(@toraban_makigi)が出演するトークショーに行ってきました。


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笠川さんと巻木さん 

 

 出演した笠川真一朗さんと巻木さんの紹介をしたいと思います。

 

【笠川真一朗さん】

 ワタナベエンターテイメントに所属する芸人さん。京都府龍谷大平安高校と立正大学でマネージャーを経験し、強豪校の野球を間近で感じる日々を送る。大学卒業後は就職するも、一念発起し芸人への道を志す。野球への深い愛と膨大な知識量でアメトーク!の高校野球大好き芸人に出演。好きな球団は埼玉西武ライオンズ

 

【巻木周平さん】

 スポーツニッポン阪神を担当する記者さん。兵庫県明石商高校と駒沢大学の野球部で主将を経験する。卒業後は野球を伝える側にまわり、SNSを活用して選手の良さを新しいアプローチで伝えている。

 

 おふたりとも東都大学野球リーグに所属していた学校にいたんですね。おふたりがいた頃、横浜・今永、柴田、神里、ヤクルト・原樹理、ロッテ・藤岡裕、オリックス吉田正阪神、板山が同級生で在籍し、腕を競い合っていたすごいリーグです。

 おたがい他校のマネージャーと主将ということで、それなりに面識があったようで、そんなこんなで今回のトークショー開催が実現しました。

 

トークショー

 

 話はおふたりの母校の高校野球の思い出から始まり、実は魅力いっぱいな東都大学リーグの話、巻木さんが日々取材する阪神タイガースの話、今年から就任した矢野監督の話、巻木さんの記者の仕事など、話は多岐にわたるボリューム満点な内容でした。

 

 笠川さんは芸人さんということもあって、やっぱりおしゃべりがお上手でした。巻木さんや僕たちお客さんの声を拾うのも上手ですし、話を挟むタイミングも絶妙です。トークショーは、お客さんの質問を時折拾いながら進行したのですが、笠川さんが仕切ってくれたからテンポ良く進んだのだと思います。ちなみに西武の山川にめちゃくちゃ似てました笑

 

 巻木さんも伝える仕事をしているだけあって、話の1つ1つが分かりやすく、それでいて親しみやすくて、ツイッターでの印象通りの方でしたね。ご自身はけっこう野球を冷静な目線で見ているとおっしゃっていましたが、タイガースの選手の話になると随所に熱い思いを感じられましたし、内に秘めるパッションがうかがえました。巻木さんは中日の根尾に似ているというウワサもありますが、そっくりでした笑


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予定していた1時間半はあっという間で、その中でいろいろな話があってまとめるのが大変なのですが、特に印象深かった話をいくつか。

 

 

ヤクルト・村上宗隆は兄弟も超ド級!?

 

   高校野球に留まらず他のアマチュア野球にも非常に詳しい笠川さん。その笠川さんがヤクルト村上の話をしてくれました。

  高卒2年目で早くもスラッガーとしての才能を発揮しつつある村上ですが、彼は三兄弟の次男らしいです。お兄さんは東海大で投手をやっているそうですが、体の大きさやポテンシャルは弟と同じく、すごいものを秘めているそう。

  さらに、村上の弟も野球をしていて、三兄弟を知ってる人は「三男が1番可能性秘めている」と語るとか。

  あのヤクルト村上よりすごいって、将来どれほどの選手になるのでしょうか…… 今をときめく長距離砲の話でした。

 

出番ないまま2軍落ち?あの昇格のワケ

  たまに1軍に上がってきたと思ったら、大して出番も与えられずにまた2軍に戻ってしまった……

  自分の応援しているチームでこんなことあったりしませんか?もしそれが特に応援している選手だったらファンも複雑な感情を抱くと思います。

  なぜあんなことをするのか?その疑問に巻木さんが答えてくれました。

  

  プロ野球選手も人間なので、当然モチベーションに左右される部分もある。2軍暮らしが長くなると、「自分、必要とされていないんじゃないかな…」って不安になる選手も少なからずいるとか。

  また、2軍戦はやってる場所も違うので、1軍の監督が実際の目で2軍の選手を眺める機会はほとんどないそう。2軍にいると1軍の監督と会話する場もないようです。

  そういう選手をわずかな期間ながら1軍に上げるのは、「今回は事情があってすぐに落とすけど、お前のこと必要なときが絶対くるからがんばってくれよ」という意味合いが強いらしいです。1軍に上げたタイミングで監督と会話を交わすこともあるとか。

 

  そういう背景があったのですね。決してその場しのぎをしているわけでもなく、その選手をおちょくってるわけでもない。お客さんもじっくり話を聞き入っていました。

 

 

2人が考える、プロ野球の楽しみ方

  野球についてはプロフェッショナルなおふたりが最後に、プロ野球の見方や楽しみ方を話してくれました。

 

笠川さん「プロ野球はエンターテインメントです!いろいろデータとかを見て考えるのもいいけど、速い球を投げる、ボールを遠くまで飛ばすっていうプロのすごさを純粋に楽しんでください。

しかも屋外の球場で飲むお酒は本当に気持ちがいいです。今どき空を見ながらお酒を飲むことってお花見くらいしかないから、すごくいいですよ!」

 

巻木さん「毎日試合があることがプロ野球の特徴です。何があっても次の日には試合がやってきます。その日のことを引きずったりクヨクヨする人は、気持ちがもたなくなってしまう世界なんだなって思います。

だから多くの選手はチャンスで凡退したり、試合でミスをしたりしても淡々として、次の日には意識的に気持ちを切り替えるんです。一見あっさりしてて『もっと必死になれよ!』って思うかもしれませんけど、あの瞬間は「あっ、ホントは悔しいのだろうけど、今はいろんな感情を押しこんでいるんだな」って考えながらプロ野球選手を見てほしいなって思います」

 

 

   同じ野球を見ているのに、ふたりとも全く違う視点に着目していて、野球って本当に奥深いなって思います。僕もまだ気づけていない見方がたくさんあるんだろうな。

 

  おふたりに共通するのが、本当に野球が大好きだということ。ものすごく楽しそうに話すから、お客さんも前のめりになって聞いていたのだと思います。

 

  トークショーの後は笠川さんと巻木さんを交えてさらに深い話を聞ける場もありましたし、そこでまた野球の話ができる仲間に出会えました。野球の縁に感謝です。

 

  今回のトークショーですが、募集をかけてからすぐに定員に達するくらい大盛況だったようで。

  第2回の開催も予定しているとのことです。この場では載せきれなかったおもしろい話も盛りだくさんなので、興味を持ってくれた方はぜひ行くことをオススメします!自信を持ってすすめます!
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最後に写真を撮ってもらいました。

笠川さん、巻木さん、楽しい時間をありがとうございました!

 

#マキギカサカワ