それでも僕は書き続ける!!

1996年生まれの阪神ファン。プロ野球や日々の感情を文章に表す楽しみを感じながら気ままに書きます

右手を掲げる大山悠輔【9/4 対巨人戦○】

大山悠輔の打球が!
レフトスタンドに!飛び込んだ!
逆転サヨナラ!!

泣いていいですか。

これ。涙なしに見られますか。

込み上げるもの。押さえられますか。

 

 


大山は謙虚だ。とにかく謙虚だ。

自身の活躍で勝ったときも彼の口から発せられるのはチームのことを考えた言葉ばかりだ。

今年の7月12日、9回に3点差を逆転するサヨナラヒットを打ったときも「いまここには僕一人立っていますけど、本当にチーム全員の勝利だと思うので」と周りのことを真っ先に考えたコメントが飛び出した。

お立ち台で喜びを爆発させたり、はしゃいだりはしない。常に謙虚だ。
大山悠輔と書いて、謙虚と読む。……のかもしれない。

打球は豪快だけど、コメントは謙虚。そんな大山のギャップが好きだ。

だけど、ちょっぴり心配だ。
とってもすごいことをやっているのに、あまりにも謙虚だから、もっと自信を持てばいいのに。そんな風に思ってしまうことがある。

「打ってやったぞ!どうだっ!」って感じはあまりない。
これがキャプテンの重圧なのか。キャプテンは打って当たり前なのか。

 

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阪神タイガース・大山悠輔選手




最終回の攻撃。ランナーをひとり置いた状態で大山に打席が回ってきた。

打ってくれ。

願っていたけど、この結末は予想していなかった。
大山のスイング。打球が上がる。

―大山は右手を突き上げた。

 


ベンチに笑顔がはじけた。
大山の一撃で8月28日以来となる首位奪還。

決めたのが大山で良かった。
自信に満ちた表情で打球の行方を見守る大山。その顔がずっと見たかった。

 

もう好き放題にはさせないぜジャイアンツ。
勝負の秋はこれからだ。

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