ツイッターで見た「特技」のマンガがめちゃくちゃ刺さった
2020年も今日で終わりですね。
みなさん良いお年を~
突然ですが、みなさんは人に誇れる特技ってありますか?
料理、コミュニケーション、音楽、スポーツ、プログラミング、早起き……
いろいろありますよね。この中に当てはまる特技はありますか。
僕は……人に言えるような特技はない。そんな風に思っていました。
そもそも特技って何なんでしょう。僕の頭の中での「特技」の定義はこんな感じです。
人と比べて優れているもの。どんな人から見てもすごいと思える能力
ポイントは「他人目線」。自分でどれだけ楽しい、好きだと思っていても、
他人から見て優れている点がなかったら、それはあくまで趣味。特技とはまた違う。
だから何か資格を持っていてその能力を客観的に証明できたり、
大会やコンペみたいなところで他者より秀でた成績を残していないと、それは特技とは呼べないんです。
……こんな僕の考えに共感できた人は、このマンガを読んでください。
(共感できなかった人もマンガはとてもおもしろいので読んでください)
マンガの作者さん 奥灘幾多 (@hitotoseshiki) | Twitter
特技を言えない女子大生の話(1/6) pic.twitter.com/EQTr7xuiQr
— 奥灘幾多 (@hitotoseshiki) 2020年12月26日
リプ欄に続きが載っていますが、一応全編リンクを貼ります
特技を言えない女子大生の話(2/6) pic.twitter.com/wf49zjfC5I
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特技を言えない女子大生の話(3/6) pic.twitter.com/rM4BgXRemP
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特技を言えない女子大生の話(4/6) pic.twitter.com/dguvTRXm50
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特技を言えない女子大生の話(5/6) pic.twitter.com/Nmba7SETxI
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特技を言えない女子大生の話(6/6)
— 奥灘幾多 (@hitotoseshiki) 2020年12月26日
おしまいです!
自信を持つのは難しいですよね。 pic.twitter.com/HWrJCIqrZu
おもしろかったー、ワクワクしたー、ってマンガはたくさん読みましたけど、
「ハッ!!」とさせられるマンガはそうそうないです。
「ハッ」じゃなくて、「ハッ!!」なのがミソです。
このマンガでは特技の他に「謙遜」もテーマになってます。
主人公は小説を書くのが好きで、文学賞の選考に残るほどの腕前です。
でも、大賞を取れなかったことを理由に、周りには「特技」とは言えない。
この気持ちめっちゃ分かる~~~~!!!
以下、主人公のセリフです。
私がやってること全てにおいて周りに上位互換がいるからさ
特技とは言いにくいんだよね
趣味ですとなら言えるんだけど……
WA☆KA☆RU
めっちゃわかります(´;ω;`)
文章書くのは好きだけどそれでお金もらってるわけじゃないし、何か賞もらったわけでもないし。
本も読むけど本棚がいっぱいになるほど頻繁に読んでないし、難しい本や流行りの本は読まないし。
野球の応援歌詳しいけど実際に応援団いたわけじゃないし、ラッパは吹けないし……
「自分なんてまだまだ」という謙遜を、自分をガードするために使っていました。
大したことないよ、ってガードをしておけば、自分より上の人が現れたときも、その差を感じてショックを受けたり、劣等感に苛まれたりしないですからね。
「他人目線」を基準にしているのに、「自分」を守ろうとしているんです。
その考え方って生きにくいよね
周りも含めてだよ
主人公の友人のセリフですが、 もうまさに真理を突いています。
自分を守ろうとした結果、生きにくさが他人に伝染していますね。
「上の上」の人しか見えていないが故に、「上の中」の私は得意と名乗れない。
自分を守るためにそれでもいいのかもしれませんが、
その結果「上の下」や「中の上」くらいの人も得意だって言えなくなっちゃう。
あるいは「上の中」の私が「その程度で得意って言っちゃうの」なんて感情を抱いたり、実際に口にしたら……周りが生きづらさで溢れてしまうのは想像に難くありません。
うわーなんて生きづらい……。とんでもない押し付けを僕はしてしまっていました。
得意は「他人目線」で決めてはいけない。「自分目線」で決めたほうが生きやすい。
上を見るとキリがないって言いますけど、言い換えるとこういうことなのかなって思います。
他人基準で得意を考えた場合、世界一の人でもない限り自分より優れた人がいます。
それは自分より歴が長かったり、それを仕事にしていたり、まあ当たり前ですよね。
そういったバックボーンがあろうがなかろうが、そこにコンプレックスや引け目を感じてしまうかもしれません。
でも自分基準ならどうでしょう。
どうやっても克服できなかったり上手にならないものに比べて優れているものが、1つはあるはずです。だって、全部の能力が全て同じくらいって人はいないですから。
苦手なものと比べて「ちょっとそつなくできるかもしれない」「無意識にやっても上手くいきがち」なもの、それが自分の得意なんだと思います。
僕自身で例えるなら……
初対面の人と打ち解けたり、料理するのは全然得意じゃないけど、
自分の思いや考えていることを文章にするのは得意
運動してもすぐ息が上がっちゃうけど、
出来事を分析したりわかりやすく伝えるのは得意
こんな風に思えることが出来ました。
別に得意なことがさらに上手くなった訳ではありませんが、自分の中の重りが取れた気がします。もっと人に対して、自分の得意を主張していいんだって思えました。
奥灘幾多さん(マンガの作者)、どうもありがとう!!
奥灘幾多 (@hitotoseshiki) | Twitter
生きづらいことが多い世の中ですが、良いことやためになることを取り入れて、
2021年もなんとかやっていきたいものです。