それでも僕は書き続ける!!

1996年生まれの阪神ファン。プロ野球や日々の感情を文章に表す楽しみを感じながら気ままに書きます

文春野球学校が本格的にスタートするよ~って話

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今から10日ほど前、待ちに待ったメールが僕のもとに届きました。

 

文春野球学校 第1期メンバーとして入学決定!!

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 念願叶って、再び文春野球学校に入学できる運びとなりました👏👏👏イエスイエスイエス!!

 過去2回の学校は先着申し込み制だったので、決断力と行動力さえあれば参加できたのですが、今回からはトライアウトに申し込みして合格した方を生徒として迎え入れるというシステムに変わりました。

 定員数以下の申し込みだったら労せず合格できるけど、まあそんなことあり得ないだろうしな~と思いつつ、トライアウト受験を決意。入学を志望する理由や受けてみたい内容の授業などの項目を記入して応募しました。1年前は就活生でしたからね!志望理由の書き方はバッチリ覚えてます笑

 そしてメールで送られてきたのが上の合格通知ってわけです。開ける瞬間は面接の合否発表よりキンチョーした~ ドラフトで指名される前にトライアウトに合格してしまいました。

 

yakyu.bunshun.jp

  新しく開校する文春野球学校についての説明がここにあるのですが、今までと比べてかなりパワーアップしている模様です。

  • 文春野球の書き手さんたちによるトーク講座を毎月開催
  • 生徒内限定コラム配信&生徒同士で野球コラムを投稿しあえる機能
  • 生徒全員で1冊の雑誌を作成
  • コラムの添削講座(これは今まで文春野球学校で開催されていたものですね)
  • 野球観戦会
  • 飲み会 etc...

 

なにこれめっちゃ熱い。

  今までは「授業」に参加している感じだったのですが、今回のはまさに「学校」って感じがします!課外活動も充実しておられる・・・

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  過去の文春野球学校の様子はこんな感じ。長谷川先生、西澤先生、たいへんお世話になりました。

 

 合格通知のメールに貼られていたリンクに飛んで会員登録を済ませると、参加者たちが自由に交流できる専用のページにアクセスできました。

 そこでは自分のプロフィールや興味関心のあることを他の人にアピールできるページがあります。今まででしたら先生と生徒の交流を楽しむって感じでしたが、今回のは生徒同士で仲を深めることもできそうでワクワクしています!!

 プロフィール一覧を見る限り、かつての文春野球学校でお会いしたお仲間もたくさんいらっしゃるようで、またこうして再会できることうれしく思います。古参感だけ出さないように気を付けますね笑

 

 今日の夜、さっそく第1回目のイベントが行われるので仕事終わりに行ってきます。長谷川先生と西澤先生、それと村瀬校長にお会いできるそうなのでとても楽しみです。

 

楽しんできます!!

【阪神】7.27 東京ドーム観戦記 ソラーテソラーテソラーテ!!

これから東京ドームに向かうので取り急ぎ写真だけでも・・・

 

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愉快で頼れる助っ人がタイガースの仲間に加わりました。

これからどんな活躍を見せてくれるか、大いに期待です!!

 

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満塁で出てきて打者二人を完璧に打ち取った島本。

彼の気迫ある投球なしにこの日の勝利はあり得ませんでした。

 

 

 

 

 

【都市対抗野球】7.20 東京ドーム観戦記 須田幸太は変わっていなかった

 

 9回表、2点ビハインド。マウンドにはこの回から登板している須田。先頭打者をフライに打ち取り、ライトの松本啓二朗がボールをグラブに収めた。

 

 ・・・昔のベイスターズの試合の情景ではありません。社会人野球の頂点を決める都市対抗野球大会での光景です。


 僕はこの日、東京都代表の明治安田生命千葉市代表のJFE東日本との試合を観戦しにいきました。今年からJFE東日本には、昨年までベイスターズに在籍していた須田幸太が加入しています。さらに、大会中は補強選手としてこれまた元ベイスターズの松本啓二郎も加わっています。

 

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▲今年からJFE東日本に在籍する須田

 

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▲松本と須田は再びチームメイトに


 社会人野球はここのところ元プロ野球選手を迎え入れる企業チームも増えてきていて、プロ野球好きの僕としては「あの選手今も頑張っているんだな」と、チェックが欠かせないコンテンツとなっています。

 

 プロでは中継ぎ投手として花開いた須田。JFE東日本では抑えを任されています。一度負けたら終わりの都市対抗野球ですから、そのポジションにかかるプレッシャーはプロとさほど変わらない、いやむしろそれ以上かもしれません。
 
 試合は中盤に明治安田生命が2点を先制。須田は最終回ビハインドで登板となりました。
 彼がマウンドで投球練習をしているときに、僕はあることに気づきました。ベイスターズ時代の応援タオルを掲げているファンがたくさんいたのです。たとえチームを離れようとも、須田という投手を心の底から応援したい。ファンの強い思いに、なんだかジーンときてしまいました。僕横浜ファンじゃないんですけどね。

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▲古巣に戻っても背番号は変わらず20です

  

 JFE東日本としては最終回の攻撃にかけるべく、1点も失いたくない状況。須田はみごとその期待に応えてみせました。圧巻の三者凡退です。3つ目のアウトはストレートで見逃し三振を奪いました。そのストレートは、厳しいプロ野球の世界で生き延びるために須田が磨き続けてきたあのストレートそのものでした。須田は何も変わっていませんでした。

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▲須田のストレートは健在でした

 

 で、その後どうなったかというと。試合はなんとJFE東日本が逆転サヨナラ勝利。2点を取って追いついた後、須田の球を受けたキャッチャー・猪田のサヨナラ満塁ホームランで決着、サヨナラのホームを踏んだのはかつての須田の同僚・松本でした。

 

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 ▲劇的勝利にJFE東日本の選手たちも喜びを爆発させる

 

 「須田が投げたら何かが起こるかもしれない」

 僕は試合後そんな風に思っていたのですが、どうやらその予感は当たってしまったようです。JFE東日本はその後劇的な勝利を積み重ね、決勝まで駒を進めました。ここまで4試合を戦っていずれのゲームも勝ち投手はなんと、須田です。野暮な話ですが、今のセリーグで7月に4勝をマークした投手はいません。
 須田に関するこんなデータをまとめている方がいました。

 

 す、すごい・・・パワプロだったら勝ち運3重丸くらいついてそうです。


 決勝に集いしTBSベイスターズ戦士たち

 JFE東日本と決勝で戦うのはトヨタ自動車。過去には埼玉西武・源田やロッテ・藤岡裕を輩出したこともある実力あるチームです。


 実はこのチームにもかつてベイスターズに所属したことのある選手が1人います。それは細山田武史です。彼はソフトバンクから戦力外通告を受けた後、トヨタ自動車に在籍して2016年シーズンからプレーしています。


 須田と松本、そして細山田。この3人には同級生で早稲田大学出身という共通点があります。まさかこの3人が都市対抗の決勝で勢ぞろいするなんて、誰が想像したでしょうか。

 

 都市対抗野球のMVPは橋戸賞と呼ばれています。昨年は阪神の近本が受賞するなど、プロ野球選手を目指す人が受賞してきたこの橋戸賞ですが、元プロ野球選手が過去に受賞したことは未だありません。もしJFE東日本が優勝すれば、ここまで4賞をマークしている須田が選ばれる可能性は非常に高いです。

 

 細山田と松本、そして須田が対峙する決勝戦都市対抗野球ファンのみならずプロ野球ファンも注目の一戦は、今日午後6時プレイボールです。
 都市対抗は当日行ってもチケット買えますよ~!!

 

文春野球のイベントでスポニチ巻木周平さんと再会した話

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 7月11日の夜、文春野球のイベントがあったので参加してきました。題して「文春野球コラムペナントレース2019~前半戦を振り返る~」。
 僕が文集野球を知ってから欠かさず参加している、ライターさんたちのトークショーです。

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 今回の参加者は16名。この日は神宮でスワローズドリームゲームが開催されていたので長谷川さんは来られていませんでしたが、過去最大級のライターさんが集まりました。

 

日ハム:えのきどいちろうさん、青空百景さん
オリックス:DOMIさん、木村幹さん
埼玉西武:中島大輔さん
ソフトバンク:田尻耕太郎 (タジナカジ!)
東北楽天:河内一郎さん
横浜:西澤千央さん、黒田創さん
広島:オギリマサホさん、坂上俊次さん
中日:大山くまおさん、カルロス矢吹さん
阪神市川いずみさん、巻木周平さん
巨人:宮崎瑠衣さん

 

 今回の目玉はやはり巨人担当の宮崎さんでしょうか。朝のテレビ番組に出演されていたこともありますし、お顔を見たことがある方も多いでしょう。プロ野球ファン中では、元横浜の荒波翔と結婚したことでも知られています(荒波と宮崎が結婚と聞いて違う宮崎を想像したのはここだけの話です)


 阪神からは市川さんと巻木さんが参戦。僕にとっては2度目の生巻木さん!!ちなみに巻木さんは文春野球イベント初参加です。少し緊張気味だったのが前回お会いしたときと違って、また新鮮でした。

 たくさんのライターさんが集まった今回のイベント、司会を務めるコミッショナーの村瀬さんが別イベントとのダブルブッキングで冒頭から不在というハプニングから始まりました。当日はゲラゲラ笑っていましたが、よく考えてみたら司会不在のイベントってすげえな・・・笑

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▲遅刻することを詫びる内容のビデオレター 村瀬さんが発表前に絶賛したコラムはHIT数が伸びないというジンクスがあるらしいw

 

 トークの内容は前半戦の文春野球を振り返ってという話題に。我らが阪神は100点満点!!(市川さん評)昨年はコラムもチームもペナントレース最下位という屈辱を味わいましたから、今年はそうじゃないだけでもう十分です! 今年はコラムのHIT数も以前に比べて押されているように感じますし、ファンの中に文春野球が浸透してきたのかなと思います。

 

 文春野球を語る上で欠かせないのが、HIT数ですよね。そのHIT数をいかにして増やしていくか、そんな話にもなりました。日本ハムの斉藤こずゑさんは、自身のラジオ番組でコラムの宣伝をするのは、文春野球ファンの中ではもはやおなじみとなっています。大学教授の木村さんは授業を受け持っている生徒たちにページを開かせて押させているとか。大学の授業は100人以上の学生が同時に受けるものもありますし、大学の教授さんならではですね。


 横浜の西澤さんは息子さんにURLを送って「これを友達に回して」と頼んだそうですが「そういうのはしちゃいけないって学校で習った」と逆にたしなめられてしまったそうです笑 確かにちょっとチェーンメールみたいですもんね。

 

 ここでHIT数に関する裏技がトーク中に出たので紹介します。基本的には1つの端末でヒットは1回しか押せませんが、ブラウザを変えるとそのブラウザの数だけHITが押せます。だからSafaricromeなど、違うブラウザで同じページを開けば複数回押せちゃうってわけです。ひいきのチームにたくさん貢献したいという方はぜひぜひ。


官房長官の離脱級のショック

 広島担当の坂上さんはアナウンサーをされています。しゃべることをお仕事にしているとあって、イベントでもその話術は際だっていました。話題がトレードで移籍した下水流の話になると、「下水流の離脱は今の内閣で言うと菅官房長官が抜けるようなものです」と独自の理論を展開しました。


 今のカープでいうと選手会長の会沢が総理、元総理が小窪、第一線を退いた上皇が黒田と新井、官房長官下水流というポジションであったそうです。カープの2軍は下水流官房長官が面倒を見ていて、服装や態度の乱れがあったら下水流がすぐに正す役割を担っていたようです。2軍の規律は下水流によって守られていたのですね。確かにそんな人が移籍したら、純粋な戦力として以上の衝撃がありそうです。
 下水流官房長官・・・例えがお上手ですね~ちょっと彼への見方が変わりました。

 

 政治ネタといえば、オリックスの木村教授ですが、このトーク中に韓国・文在寅大統領を絡めた野球コラムを書くと宣言しました!!
 過去には南北朝鮮問題や米朝対談とオリックスを絡めた異色のコラムを発表したこともある木村教授の新作に期待です!!
 国際問題を学べる野球コラムが読めるのは文春野球だけ!?

 

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▲かつて文春野球でコラムを書いたこともある伊藤智仁さん(現楽天コーチ)もビデオレター出演しました

 

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▲別会場から急ぎで駆け付けた村瀬さんの登場に、会場はなぜか感動ムード

 

巻木さんの決意

 最後に文春野球の後半戦に向けて、みなさんがそれぞれやってみたいことや決意を述べました。我らが阪神の巻木さんは「もっとナナメから見る」。ファンがまだ気づいていない視点から見たコラムを書いていくと宣言されました!
 記者としてなのか、それとも野球部元主将としてなのか、はたまた別の目線からなのか・・・次作が楽しみですね!!

 

 イベント途中休憩の時間、巻木さんと少しお話しする機会がありました。依然笠川さんと主催したイベントに参加したことを覚えてくださっていたみたいで嬉しかったです。いつも文春野球のイベントには阪神ファンの方はあまり参加されないのですが、この日はタイガースユニを着ている方がけっこういらっしゃいました。巻木さん効果かもしれません。

 

 楽しかった時間はあっという間でした。このイベントにはペナント終了後のオフシーズンにも開催されるので、また参加しようと思います。この場には書けなかった裏話もたっくさん聞けるので、興味ある方はぜひぜひ。

阪神ファンの僕がオールスターに出場するタイガースの選手を紹介する その4

    オールスター出場するタイガースの選手のすごいところや、試合の日はぜひここに注目してほしい!という点を紹介する今回のブログ。ぜひ阪神ファンに限らず、他球団ファンのみなさんにも彼らの良さをもっと知ってもらえれば。

 

 ピアース・ジョンソン 投手 ファン投票選出 初出場

 

 思えば、ジェフ・ウィリアムスの背番号52をもらったときから、彼の活躍は約束されていたかのもしれません。
 僕は外国人助っ人のことを本当に尊敬しています。言葉も文化も分からない土地に足を踏み入れることがまずすごい。しかもその上結果も残すのだからすごい。僕は日本が大好きなので海外で暮らしていける自信はありませんし、言葉の違う人といっしょに仕事するなんて想像できません。

 

 その上ジョンソンはファン投票でオールスターで選出されました。日本のファンに受け入れられたということです。これはとっても名誉なことだと思います。おめでとうジョンソン!!
 
 余談ですが、最近覚えた日本語は「マクド」だそうです。関西への順応もバッチリなジョンソンさすが。

 

ジョンソンのココがすごい!

 

 MLBのピッチングって、こんな感じなんだろうなって思いながら彼のピッチングを見ています。ジョンソンの球種はストレートとカーブの2つのみ。究極にシンプルです。
 ジョンソンのカーブは「パワーカーブ」と呼ばれており、スライダーのようにギリギリまでその変化が分からない強力な変化球です。その上変化量も絶大。
 野球ファンにはおなじみリアル野球BANのゴルゴ松本さんはカーブが苦手で、空振りする姿はある種お約束となっていますが、ジョンソンのパワーカーブを相手にしたバッターはまるでゴルゴさんのようになってしまいます。変化量がすごいので、追いかけようとするととんでもないスイングになってしまうのです。この変化球で日本の強打者たちを骨抜きにしてきました。

 

 東京ドームで行われた昨日の試合では出番はありませんでしたが、1塁ランナーコーチャーをつとめるなど、オールスターの雰囲気を楽しんだ様子。ベンチではピッチャーたちに変化球の投げかたを教えていました。「PJ先生の明日から使える!パワーカーブ教室」の開校です。


 Twitterを見ると「握り教えちゃだめえええ」と心配する声もありましたが、自分の技術に自信がないとそもそもそんなことできません。「オレのカーブは簡単には投げられないゼ!!」と思っているからこそ、自分の技術を惜しみなく披露できるのだと思います。にしても優しいぜPJ。

 

 そして今日はそのジョンソンが甲子園のマウンドに立ちます。ベンチでは生徒たちが見守っていることでしょう。ナイスピッチを期待しましょう!

 
 

阪神ファンの僕がオールスターに出場するタイガースの選手を紹介する その3

    オールスター出場するタイガースの選手のすごいところや、試合の日はぜひここに注目してほしい!という点を紹介する今回のブログ。ぜひ阪神ファンに限らず、他球団ファンのみなさんにも彼らの良さをもっと知ってもらえればと思って書きました。



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藤川球児 投手 監督推薦選出 9回目7年ぶり出場

 僕が阪神タイガースを応援し始めた頃、このチームのリリーフエースは藤川球児でした。後にJFKと呼ばれたりします。あれから15年くらい経ちましたかね。懐かしいです。

 そんな球児が今何をしているかというと、今もセットアッパーやってます。変わらずやってます。

 ほかのチームを見渡しても、15年前にリリーフエースをやっていた投手が今もバリバリの中心選手として投げている人、まずいません。この事実が藤川のすごさを何よりも表していると思います。高めのストレートで空振りを奪うのは、今も変わりありません。フルスイングをする打者が増えているこの時代に、己の直球を信じて向かっていく姿はめちゃくちゃかっこいいです。球児は僕たち阪神ファンの誇りです。そんな球児が甲子園でのオールスターで投げる、想像するだけで胸がワクワクしてきます。


藤川のココに注目!

 球児は過去8回オールスターに出場していますが、甲子園で投げたのは2005年に行われたときの1度だけです。ならば、「登場曲」のことに触れないとですね。

 「every little thing every precious thing

 「今すぐkiss me」や「BELIEVE IN LOVE」などで、90年代を大きくわかせたLINDBERGの楽曲、これが球児の登場曲です。
 球児の出番がきたとき、阪神ファンは曲のリズムに合わせて持っているメガホンをゆっくり左右に揺らします。みんなで声を出して歌って球児を後押しするその光景はさながらアーティストと観客が1つになるライブのようです。
 甲子園で彼が投げるところを見たことがある人なら分かると思いますが、本当に感動的なんです!

 ふるえるつま先高鳴る鼓動 何度も何度も胸に手を当ててみた
 見えないハードルにつまずいた時 あなたの気持ちが少しでも分かりたくて
スタジアムに響きわたる歓声を吸い込んで あなたはゆっくり立ち上がる

 球児がいろんなものを背負ってマウンドに上がる姿が目に浮かんでくるようです。力強い歌詞と力を込めて投げる球児の姿がリンクします。球児が久し振りにタイガースに帰ってきて、9回のマウンドに上がろうかというときにこの曲が流れて、甲子園がものすごくわいたのを、今でも覚えています。ものすごく幸せな瞬間でした。

 

届け!球児の歌

 

 LINDBERGのボーカルは渡瀬マキさんという方が担当されています。渡瀬さんは昨年4月、機能性発声障害であることを公表しました。
 以前から体調を崩されていたようですが、そういった心労が原因となって声が思わぬように出なくなってしまったそうです。公表した段階では回復に向かっていると公式サイトに投稿していましたが、その後の便りはありません。

 渡瀬さんは過去に甲子園でタイガースの試合を見に行ったことがあります。球児がみんなに見送られながら登場し、ご自身が歌う曲をファンのみんなが合唱している光景を見て、感動の涙を流したというエピソードもあります。


 厚かましいとは思いますが、原口のプレーが病気に苦しむ人の支えとなるように、甲子園に響く歌が渡瀬さんを勇気づけられるのではないかと僕は思うのです。阪神ファンが球児やこの曲から勇気をもらったのと同じように、今度は僕たちが病気と闘う渡瀬さんの力になれないかな、と思ってしまうのです。

 今日のデイリースポーツによると、球児は9回に登板することが予定されています。
 慣れ親しんだ最終回のマウンド、最高の投手が最高の曲を背に最高の舞台で投げる- その光景をこの目に焼き付けたいと思います。


 甲子園に集まった野球ファンの歌声が渡瀬さんに届きますように。

阪神ファンの僕がオールスターに出場するタイガースの選手を紹介する その2

 

 阪神ファンの僕から見たオールスター出場選手のすごいところや、試合の日はぜひここに注目してほしい!という点を紹介する今回のブログ。ぜひ阪神ファンに限らず、他球団ファンのみなさんにも読んでもらって、彼らの良さをもっと知ってもらえればと思います。

 

梅野隆太郎 捕手 ファン投票選出 2回目の出場

 

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 2019年シーズン、最も成長著しい選手といえるでしょう。去年、一昨年とシーズン通して30近い犠打を決めていた梅野ですが、今年はここまで記録した送りバントは9つ。自らのバットでチャンスを広げることを期待されている期待の現れといっていいのではないでしょうか。梅野に対して「打てる捕手」のイメージを持ってくれるファンの方もかなり増えてきていると感じています。

 梅野の良さを、攻撃面から見ていきましょう。彼の良いところは、なんといっても総合力です。非常にバランスがいい。
 先ほど書いたように、梅野はバントが上手いです。その技術は1軍野手の中でも1位2位を争うレベルだと思います。3割できれば超優秀のバッティングですから、どうしても確実性を求める場面というのはあるもの。そういうときに、ベンチからバントのサインが出せるかどうかはけっこう大事だと思っています。
 さらに、梅野は脚力もあります。打てる捕手=足は速くないが持ち前のパワーをいかんなく発揮する、なんてイメージを持ちがちですが、梅野はここまで盗塁を9つ決めています。成功率に限ればあの近本より上です。
 捕手というポジションで10本塁打と10盗塁を記録すればあの古田敦也さん以来の快挙、過去に阪神の選手でこれを達成した人はいません。
 今シーズンは平成最後のサイクルヒットを達成するなど、その打撃力はもう十分に知られているかと思うので、今回はあえて打撃以外のところを紹介しました。

 

梅野のココに注目!

 捕手・梅野には強力な武器があります。過去にバラエティ番組で取り上げられたこともあって、知名度も上がってきた「梅ちゃんバズーカ」です。このスローイングに阪神は何度救われてきたか。
 でも、梅野にはもう1つ強力な武器があること、こちらはあまり知られていないかもしれません。

 「梅ちゃんウォール」。ボールをがっちり受け止め、後ろに逸らさない能力です。

 甲斐キヤノンや森のフルスイングが注目されていますが、捕手の最も基本的な仕事は「ピッチャーのボールをキャッチすること」、これにつきると思います。梅野は基本を極めに極めた選手です。

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▲梅ちゃんウォール

 梅野は本当にボールを後ろに逸らしません。本当です。テレビで試合を見ていると「うわ!ピッチャーとんでもないボール投げちゃった!!」と瞬間で分かってしまうことがあります。それでも梅野は全身を使ってボールを止めてしまうのです。たとえ打者の近くでワンバウンドしても、瞬時の判断でミットを出してボールを収めてしまいます。
 ボールを後ろにそらさない、安心と信頼の梅ちゃんウォールです。ピッチャー陣は絶大の信頼を寄せていると思います。「梅野なら思いっきり投げても止めてくれるはず」だと。
 梅ちゃんウォールはスポーツニッポン阪神担当記者、遠藤礼さん(@sponichi_endo)がファンからの公募で命名しました。ピッチャーに安心感を与える梅ちゃんウォール、ぜひ阪神ファン以外の方にも知ってもらいたいです。